吉田輝星投手(c)朝日新聞社
吉田輝星投手(c)朝日新聞社
夏の甲子園大会や地方大会の記録を網羅した『全国高等学校野球選手権大会100回史』(朝日新聞出版)が来年3月に刊行される。完全予約制で、書店、ASA(朝日新聞販売所)、小社ホームページで12月15日まで予約を受け付ける※Amazonで詳細を見る
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 10日午後、正式にプロ志望を表明した金足農・吉田輝星投手。会見時間は30分ほどで、終始、真剣な眼差しを見せた。プロ入りを本格的に考えたのは「国体が終わってから」と話した吉田投手。記者会見での報道陣との一問一答は次の通り。

【『全国高等学校野球選手権大会100回史』の表紙はこちら】

*  *  *

久米信彦部長 本日はお忙しい中、吉田輝星君の会見に来てくださってありがとうございます。8月に行われました第100回全国高校野球選手権記念大会で大阪入りをした時には、チームも吉田君もいまほど注目されることはなかったのですが、選手権大会での決勝進出、その後のU18、福井国体を通じて、チームへの注目、とりわけ吉田君の進路への注目をいただきました。これだけ多く方々の注目を集めましたのは、全国の高校野球を愛するファンのご声援、マスコミ各社の報道によるものだと思います。吉田君自ら進路に関して意思表明をします。

吉田輝星 本日午前、プロ野球志望届を提出いたしました。

Q 最終的にプロ野球志望を決断した時期はいつでしたか。

吉田 国体が終わって秋田に帰ってから、監督と校長先生、両親としっかり話し合いをして決めました。国体から帰ってきた次の日の(10月)4日でした。

Q 決断の決め手は何だったんでしょうか。

吉田 やはり、甲子園と国体を通して全国大会で自分たちの力をしっかり発揮して、チームで勝てたというのが自信につながって、決めました。

Q 両親の反応は。

吉田 自分がしっかり強い意思を持っているなら、自分の意思を尊重しろと言われたんですけれども、やはりその後の生活の方が長いので、まだ時間はあるからしっかり考えてから決めろと言われました。

Q プロへ本格的に考えたのはいつ。

吉田 国体から帰ってきてから、いろんな人と話し合う中で少しずつ意識がありました。

Q もしドラフトで選ばれた場合、どんな選手になりたいというイメージは持っているでしょうか。目標とする選手はいますか。

吉田 U18で日の丸を初めて背負わせてもらって、その時に良いピッチングがあまりできなかったので、もう1回、日の丸を背負って、次はしっかりいいピッチャーになりたいと思っています。

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