大手メーカーの伊藤ハム米久ホールディングスではサラダチキンの売上高が昨年2倍強に拡大し、今年も9月末時点で前年同期比1.5倍に伸びている。広報担当者は「購入層の65%が40代と50代となっており、主な販売先は大手スーパー」と話し、主婦層が多いとみている。同社は愛知県の豊橋工場で約10億円を投じて大型製造ラインを導入し、近々稼働を開始し、時間当たりの生産能力は2倍に拡大する。

 プリマハムでもセブンイレブンといった大手コンビニエンスストアで展開する「サラダチキン」の販売が伸びており、生産能力を増強して拡販している。

 スーパーを例にとると、最近はほとんどの店でサラダチキンを取り扱っている。農畜産業振興機構の調べで、販売店率は2013年に27%だったが、昨年は97%に達している。

 ネットにはサラダチキンを使ったレシピがいろいろ紹介されている。主婦には手軽でヘルシー、ありがたい一品となる。

 暑かった夏も終わり、温かい鍋物など、野菜をたっぷり食べる機会が増えてきそうだ。コンビニやスーパーではカット野菜が簡単に入手できる。普段から野菜を食べるように心がけたい。(本誌 浅井秀樹)

※週刊朝日オンライン限定記事