――代理人弁護士に確認させてください。事実無根と考えるという文書について、これは協会が親方に送り、同意しろという内容の文書だったということでしょうか。また、これは理事長名で出ているのでしょうか。

(代理人弁護士から)親方の気持ちとしてはこの問題を繰り返さないで、ということです。8月7日の文書に「これを認めなければ◯◯をする」といったことが書いてあるわけではございません。ただ、書面自体は8月末までにこの見解に対する考えを回答しなさいという要請がありましたので、親方はご自身の言葉で、先方、協会は外部の弁護士に意見を求めて、それに基づいて最後に結論付けられていたものですから、法的な部分に関しては弁護士から来ているものには弁護士の見解書を出させていただいたものであります。しかしながら、それに対して9月13日付けで年寄総会からですけれども、年寄総会が27日に開かれるという呼び出し状とともに親方が出された内容に関しては「厳粛に検討し回答するとおっしゃったにも関わらず、反故にするものではないか」といった内容や弁護士の意見書に対しては弁護士同士になりますので、その部分については弁護士に問い合わせるように書いたわけですが、それについて「意見があれば貴殿の代理人弁護士に連絡するよう求めており、貴殿自身は一切回答するつもりがないように思われ、協会と直接に対話しようとしない貴殿の姿勢は非常に遺憾です」と。これはどちらがどう、というわけではございませんけれども、こういうやり取りが8月になっても、親方は3月に出して3月に取り下げていますし、その後処分を受けてゼロからスタートしているこの時期になってまだこのやり取りが続いていて、そのことに関して自分の言葉で9月27日の年寄総会でというところまで来ていると事実経緯として明らかにさせていただきます。

――親方の名誉のために質問させてください。貴乃花部屋を移転するのではないか、部屋の消滅といった話を聞いたことがありますが。

 まったくございません。

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涙する弟子を見て…