“セッション感”を楽しむ吉田羊「私らしいお芝居など必要ない」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“セッション感”を楽しむ吉田羊「私らしいお芝居など必要ない」

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菊地陽子週刊朝日
吉田羊(よしだ・よう)/福岡県久留米市出身。1997年に舞台デビュー。ドラマデビューは2007年。14年のドラマ「HERO」で人気がブレーク。映画の公開待機作に「コーヒーが冷めないうちに」(9月21日)、「ハナレイ・ベイ」(10月19日)など。(撮影/小山幸佑(写真部)、ヘアメイク/石田絵里子(Air Notes.)、スタイリスト/青木千加子)

吉田羊(よしだ・よう)/福岡県久留米市出身。1997年に舞台デビュー。ドラマデビューは2007年。14年のドラマ「HERO」で人気がブレーク。映画の公開待機作に「コーヒーが冷めないうちに」(9月21日)、「ハナレイ・ベイ」(10月19日)など。(撮影/小山幸佑(写真部)、ヘアメイク/石田絵里子(Air Notes.)、スタイリスト/青木千加子)

 あらゆる対応が丁寧で誠実だった。事前に提出した質問項目には、手書きでメモが書き込まれている。でも、インタビュー中にそれを読むわけでもなく、質問一つひとつにその場できちんと向き合おうとする。話して誠実、撮られて優雅。それが吉田羊さんだ。短時間の取材だったけれど、ドラマや映画、舞台、バラエティーにも彼女が引っ張りだこな理由が、少しわかった気がした。

「最近はコメディーのお話もいただくようになりましたが、私自身は、普段から何事もシリアスに考えがちな質(たち)みたいで……。ある監督さんからは、『すぐ眉間にシワが寄るから、気をつけて!』と注意されたこともあります(苦笑)。相手役の方とその場で生まれる“セッション感”のようなものを楽しめるようになったのは、本当にここ数年ですね」

 今年は、鈴木おさむ監督の「ラブ×ドック」で映画初単独主演を果たした。1年で出演映画5本が公開され、演じる役柄も恋に悩むヒロインから息子を亡くしたシングルマザーまで様々。WOWOWの連続ドラマW「コールドケース2~真実の扉~」は、2016年に放送され好評を博したシリーズの第2シーズン。吉田さんは未解決凶悪犯罪事件を扱う刑事・百合を演じている。

「2年前と同じメンバー、同じスタッフが集結しているので、百合の衣装を身につけ、百合らしいメイクをすることで、自然に役のスイッチが入りました。このドラマは、毎回ゲストも豪華ですが、謎解きよりも、事件に巻き込まれた人たちの背景やエピソードを描くことが、物語の肝になっています。事件解決にとどまらず、丁寧に人間を描いている。人がなぜ殺されたのか。その死に様を描くことは、生き様を描くことと同じ。人間の数だけドラマがあるんです」

「コールドケース」は、アメリカで大ヒットしたドラマシリーズだが、日本版はクールでドライな本家のドラマより、日本人好みの人情溢れる内容になっている。聞けば、吉田さんもなかなかの人情派のよう。


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