ライブ会場に入れなかった人で溢れる沖縄コンベンションセンター周辺(撮影・上田耕司)
ライブ会場に入れなかった人で溢れる沖縄コンベンションセンター周辺(撮影・上田耕司)

 安室奈美恵(40)が15日夜、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで行われた「WEハートNAMIE HANABI SHOW前夜祭~IハートOKINAWA/IハートMUSIC~」に出演し、ラストライブを敢行した。

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 共演した平井堅らとのコラボも交え、8曲を披露したが、ライブ会場に入れたのは約3000人のみ。チケットがなく、入れなかった人はその倍以上おり、沖縄コンベンションセンター周辺には少しでもライブの音を聞きたいと人で溢れ返っていた。埼玉から来た2人組の女性がこういう。

「これが最後のライブ。DVDも発売予定がないらしく、音漏れを期待してたんだけど、ベースやドラムの小さな音しか聴こえませんでした。道路のトラックやバイクの音の方が大きいくらいでした」

ライブ会場に入れなかった人で溢れる沖縄コンベンションセンター周辺(撮影・上田耕司)
ライブ会場に入れなかった人で溢れる沖縄コンベンションセンター周辺(撮影・上田耕司)

 ビニールシートの御座を敷いて見守る人、まだ1歳の幼い子供を連れて、千葉県からやって来た親子もいた。

「もう3日前から張り込んでいるお客さんもいます。安室ちゃんは来ないよと伝えても、帰ろうとしなくて…」(会場関係者)

 会場は室内で行われたため、ライブが始まっても、外には聴こえない。
「きのうのリハーサルでも会場の外には音が聴こえなかったから、きょうも無理でしょう」(会場関係者)

 台湾から来た羅葦琳さん(35)は ライブの3日前の9月12日に沖縄に到着した。会場の駐車場で安室の曲「Showtime」をスマホで流し踊っていた。

台湾から来た羅葦琳さん(35)は会場の駐車場で「Showtime」をスマホで流し踊っていた(撮影・上田耕司)
台湾から来た羅葦琳さん(35)は会場の駐車場で「Showtime」をスマホで流し踊っていた(撮影・上田耕司)

「安室は台湾でも人気です。きょうも、台湾からやってきたファンがたくさんいます。安室はダンスが最高。大好きです。ファンクラブにも入っています。きょうは会場に入りたかったけど、当たらず、買えませんでした」
 8月17日に届いた「残念ながらはずれました」というスマホの画面を記者に見せて微笑む羅葦琳さん。

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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