森英恵、陳建民、七代目正蔵、金田一京助…孫から見た有名人の素顔

野村美絵,鈴木裕也週刊朝日
 おじいちゃん、おばあちゃんと過ごした時間は人それぞれ。でも、どこかで自分の生き方に影響を与えているはず。著名人を祖父母に持つ4人の方々に思い出を伺いました。

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■森泉/祖母 森英恵

 祖母はいわゆる「おばあちゃん」という感じでなく、森家をまとめてくれる存在。尊敬を込めて家族はみんな「ママモリ」と呼んでいます。小さい頃、祖母が暮らす1階の部屋に遊びに行くと、いつも忙しく働いていました。一方で日曜日には、家族のために料理をふるまってくれるんです。いい素材を選んで、味付けは塩やオリーブオイルなど最低限。それがすごくおいしい。仕事も家庭もちゃんとしている、本当にカッコいい女性です。

 私がこの仕事を始めたときには、いろいろアドバイスをしてくれました。雑誌のモデルをしたとき私がよく笑っていたら、「歯医者の広告じゃないんだから、こんなに口あけちゃだめよ」とか。手厳しいことも言われますが、すごく的確。応援してくれているんだと思います。

 私は6月にママモリにとって4番目のひ孫になる女の子を出産しました。すごくかわいがってくれます。まだまだ長生きして、森家を見守り続けてほしいです。

■陳建太郎/祖父 陳建民

 とにかく優しいおじいちゃんでした。人をもてなすのが好きで、家に誰かが遊びに来るたびに料理をふるまっていましたね。僕も祖父の料理が大好きで、いちばんの好物は回鍋肉。「残った油にご飯をつけて食べるとおいしい」と教えてくれましたが、祖父は糖尿病を患っていたので、祖母に見つかると怒られてました(笑)。

 祖父には四川省にも香港にも奥さんがいますが、僕たちの祖母である洋子さんは、それを承知で結婚したそうです。今でもみんな仲良しで、先日も仕事で香港に行き、香港にいる祖父の子どもや孫と食事をしました。彼らが東京に来たときは、もちろんもてなします。祖父は苦労しながら日本で自身の中華料理を広めましたが、祖父が開いた「四川飯店」は僕の代でシンガポールにも店ができ、世界中で楽しんでもらっています。祖父が生きていたら、僕が作った麻婆豆腐を食べてもらいたかったですね。

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