「徹子の部屋」で花を生けて50年! “消えもの師”の仕事とは

赤根千鶴子週刊朝日
 70代になってもキラキラしている女性が増加中。テレビ朝日「徹子の部屋」で1万回以上花を生け続ける“消えもの師”として活躍する、ふわらーアーティストの石橋恵三子さんもその一人です。石橋さんにお話を聞きました。

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テレビ業界では、セットに飾る花や、出演者が口にする飲み物や食べ物のことを、「消えもの」と呼ぶ。石橋恵三子さん(78)は、その「消えもの」一筋50年! 「徹子の部屋」では1976年の放送第1回から花を生け続けている。

「日本にテレビ局ができた頃から働いています。初めは麻布のお花屋さんで働き、番組に飾る生花を届けるお手伝いからでした。でも仕事はだんだんと広がって」フラワーアレンジメントのほか、料理も任されるようになり、調理師免許も取得した。「徹子の部屋」が始まってからは自分が生けたものはすべて撮影し、資料アルバムとして保管する。

「いつ、どなたがゲストで、その時どんな花を生けたのか、すぐわかるようにしてあります。同じゲストの方をお迎えしても、同じ花の生け方はしません。その方のその時の輝きにふさわしいお花を選びたくて」

 番組の収録は、毎週月曜日と火曜日。その前の週の木曜日に翌週収録する7人のゲストの名前と放送日の連絡が来る。そこで金曜日に市場で花を買い付け下準備をしておき、収録日に仕上げる。ゲストの飲み物もすべて石橋さんのお手製だ。

「だから毎日がプレッシャー。でもここまで続けてきたという自信もあるから、心に余裕もあるんです。これがいいバランスで(笑)」

 50年、この仕事を続けてこられた理由は何でしょう。

「昔から人に喜んでもらうことが大好きだったということと、そんな私の仕事を認めてくれる人がいたということ。この二つがそろっていたからだと思います。でもどんなことでも手を抜かないでやっていれば、必ずそれを見ていて、認めてくれる人はいるものですよ」

 これは何も仕事に限ったことではない。家事においても言えることだ。

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