(c)AB Svensk Filmindustri 2017
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 歴史に残る伝説のテニス試合をめぐる実話『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』がついに公開。ボルグ役のグドナソンは、来年公開の「ドラゴン・タトゥーの女」の続編で、ダニエル・クレイグに代わって主役を演じる注目株。監督はデンマーク出身でドキュメンタリー畑で活躍してきたメッツ。本作が長編ドラマ初挑戦。

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 1976年に20歳でテニスの聖地ウィンブルドンで初優勝し、その美しいビジュアルと神がかったプレイで、テニスに興味のなかった人々さえも虜にし、まるでハリウッドスターのような人気を誇ったスウェーデン人がいた。ビヨン・ボルグ(スベリル・グドナソン)だ。その後も彼の快進撃は続き、4連覇を果たす。

 そんなボルグの5連覇を阻止すべく現れたのが、類まれなる才能を持ちながら、納得のいかない判定に怒り狂って野犬のごとくかみつき、”悪童”とバッシングされたジョン・マッケンロー(シャイア・ラブーフ)だ。

 80年、その2人がウィンブルドンの決勝戦でぶつかる。人生のすべてを注ぎ込んだ3時間55分の名勝負とは?

 本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
テニスのプリンスと悪ガキがウィンブルドンの頂点を目指す試合で見せる鋼の意志とその裏にある重圧。テニスを知らなくても引き込まれる試合の描写の巧みさに魅せられる。ボルグ役の俳優はまた会うのが楽しみなイイ男。

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