柄本佑 染谷将太と共演した“恥ずかしい映画”とは?

週刊朝日
 1984年生まれの三宅唱(みやけしょう)監督とは、何となく面識はあったものの、3年前まで連絡先は知らなかった。あるとき、舞台稽古中の柄本佑さんのツイッターに三宅監督から「話があるので会えませんか」というダイレクトメッセージが届いた。稽古終わりに会うと、仕事の話だった。「『一緒に映画をやりませんか?』と言われて、内容も聞かずに、『ぜひ』と答えました。三宅さんとプロデューサーの松井宏さんと、かなり酔っぱらった顔で写ってるスリーショットがありますよ(笑)。初台から歩いて帰る道すがら、うちの妻も合流して。妻が撮ってくれたんです」

 柄本さんはインタビュー中、監督のことをずっと“三宅さん”と呼んだ。共演した染谷将太さんのことは“染ちゃん”と。「そこのみにて光輝く」などで注目された作家佐藤泰志さんの初期の代表作が原作の映画「きみの鳥はうたえる」の制作がスタートしたのは2015年。公開までに3年の月日が流れたことになる。

「撮影しながら、三宅さんと話していたのは、“どこへ出しても恥ずかしくないほどの恥ずかしい映画にしよう”ってことでした。で、仕上がったものを見たら、かなりキラキラ系でしたね(笑)。大人の方には、フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』の、21世紀函館バージョンだと思っていただければ、わかりやすいかもしれないです。こういう三角関係の映画は、その頂点にいるヒロインがキラキラしてなければどうしようもない。なんてったって、『突然~』は、ジャンヌ・モローですから(笑)。現場は、石橋(静河)さんに対する愛情が溢れていました。石橋さんの自然な笑顔を引き出すために、三宅さんと僕と染ちゃんで、延々ギャグみたいなことを試したり。撮影中はずっと汗だくでした(笑)。もちろん、僕も彼女から引き出された部分があったと思います」

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