サッカー五輪代表アジア大会決勝進出でも本田圭佑に待望論?

大塚淳史週刊朝日#東京五輪
 サッカー男子の東京オリンピック(五輪)代表は、インドネシア・ジャカルタで開催中のアジア大会の準決勝で、アラブ首長国連邦(UAE)と対戦し、1-0で2大会ぶりの決勝進出を決めた。ただ、試合内容は決して良いとはいえず、やはり2年後の五輪本番では、23歳以上のオーバーエイジ枠で、実力と実績を備えた日本代表選手が必要では、という声が巷ではささやかれる。そうなると思い浮かぶのはあの選手だ……。

 後半33分に、MF上田綺世(20)が、数少ないチャンスを冷静に決めた。サッカーライターの木崎伸也さんは、準決勝の戦いぶりについては評価する。

「良いチームに仕上がってはきました。スピードや運動量のある前田(大然)選手らをスタートから起用し、途中で決定力のある上田選手を投入して仕留めるというパターンでした。森保一監督がJリーグで見せていた勝負強い采配を、五輪代表でも見せました」

 決勝進出を決めたものの、今大会はずっと試合内容はパッとしなかった。グループリーグ第3戦のベトナム戦では、まさかの0-1で敗戦。試合もベトナムに終始圧倒された。決勝トーナメント1回戦でもマレーシア相手にPKのみの1点でなんとか勝利と、2年後の東京五輪でメダルを目指すチームとは思えない戦いぶり。

 木崎さんは人材不足を感じたという。今回招集されていない若手には、堂安律といった攻撃的な有力選手たちはいるが、守備的MFいわゆるボランチのポジションが厳しいと見る。

「今大会の五輪代表はゲームメイカーの不在を感じさせます。ボランチを務める渡辺皓太選手はがんばっているとは思いますが、チームがさらなるレベルアップするためには、まだまだ力不足。守備だけでなく、中盤で攻撃のリズムを作り、決定的なパスも出さねばならない重要なポジションです。日本代表も長年、このポジションの人材不足に悩まされていました」

 五輪で、その戦力を補う方法としてはオーバーエイジ枠の活用がある。原則として23歳以下しか登録できないが、3人までなら上限を超えても登録できる。候補としては柴崎岳や長谷部誠らあたりか。


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思い浮かぶのはあの選手…

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