人気シリーズの最新作『オーシャンズ8』が8月10日に公開された。
かつて“オーシャンズ”を率いたダニー・オーシャンの妹デビー(サンドラ・ブロック)が刑期を終え、晴れて仮出所を果たした。出所して早々、刑務所の中で考え抜いたプランを実行に移すべく、右腕となるルー(ケイト・ブランシェット)と共に、一流の才能を持ちながら今は冴えない生活を送っている、犯罪のプロたちに声をかける。
ターゲットは、世界中のセレブが集うNYメトロポリタン美術館で開催される、ファッションの祭典“メットガラ”でハリウッド女優ダフネ(アン・ハサウェイ)が身に着ける1億5千万ドルの宝石! しかし祭典の模様はリアルタイムで全世界に配信されるという高いハードルが。果たして彼女たちの計画の行方は?
出演はほかに、音楽界の歌姫リアーナが天才ハッカー役を演じるのも話題。これまでのシリーズの監督スティーブン・ソダーバーグは今回はプロデュースに回り、「ハンガー・ゲーム」のゲイリー・ロスが監督を務める。
本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)
■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
女性版オーシャンズは、一味の全員が賢いワルなのが楽しく、各人の担当の仕事の鮮やかな仕上げに胸がすく。メトロポリタン美術館が会場でもメットガラの夜ともなると名画は目じゃなく、宝石泥棒一直線なのがお洒落。