炭火焼肉 韓々/東京都世田谷区駒沢3−18−2 3F、営業時間11:30〜14:30L.O.・17:00〜22:00L.O.、月曜休み(祝日の場合は翌火)、(撮影/写真部・大野洋介)
炭火焼肉 韓々/東京都世田谷区駒沢3−18−2 3F、営業時間11:30〜14:30L.O.・17:00〜22:00L.O.、月曜休み(祝日の場合は翌火)、(撮影/写真部・大野洋介)
生食用食肉専用の厨房を設けるなど衛生環境の基準を満たすことで、保健所の認可を得て提供する「牛肉のユッケ」(1800円)。ゴマ油風味のタレと卵黄を絡めた手切りの和牛ユッケは、一般的に提供される冷凍パック式とは異なるねっとりとした食感が自慢。希少部位のタン元を使った「特選厚切りタン塩」(2900円)は、タンのステーキとも言うべき、やわらかなうまみが広がる贅沢な一品。税別。(撮影/写真部・大野洋介)
生食用食肉専用の厨房を設けるなど衛生環境の基準を満たすことで、保健所の認可を得て提供する「牛肉のユッケ」(1800円)。ゴマ油風味のタレと卵黄を絡めた手切りの和牛ユッケは、一般的に提供される冷凍パック式とは異なるねっとりとした食感が自慢。希少部位のタン元を使った「特選厚切りタン塩」(2900円)は、タンのステーキとも言うべき、やわらかなうまみが広がる贅沢な一品。税別。(撮影/写真部・大野洋介)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回は怪談家・稲川淳二さんの「炭火焼肉 韓々」の「牛肉のユッケ」。

【写真】稲川淳二さんオススメの「牛肉のユッケ」がこちら

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 早いもので夏恒例の怪談ナイトは26年目に突入しました。ツアースタッフや私の友人たちとよく食事をするのがこちらのお店です。

 以前は焼き肉って、店によってそんなに味が変わるのかな?と思っていたんですけどね。ここの肉と出会って、その考えはくつがえりました。和牛を使っているのですが、丹精込めて育てた肉は質感が違う。店のオーナーの、とことんおいしいものを追求する姿勢が見えるんです。

 なかでもこのユッケは最高ですよ。都内でも生肉提供の許可を取ってる店は貴重らしくて。やっぱり安心して食べられて、コレがうまいとなると言うことない。知り合いを連れていってもみんなに喜ばれます。あと、特選厚切りタンもおすすめ。こちらは食感がやわらかくて、口の中でとろけまくりです。

 怪談は70歳からが本番だと思うんですよね。連日2時間ぶっ通しのライブは体力勝負ですが、ここの肉があれば心強い。おかげさまで、また今年も暑い夏を乗り切れそうです。

(取材・文=今中るみこ)

「炭火焼肉 韓々」東京都世田谷区駒沢3-18-2 3F/営業時間:11:30~14:30L.O. 17:00~22:00L.O./定休日:月(祝日の場合は翌火)

週刊朝日 2018年8月10日号