「店舗に複数の出入り口があれば、生ビール購入者と一緒になることを心配する顧客の不安を軽減できます。大型店舗ならば、お酒を買ったり飲んだりするスペースを区切るなどの対応もとれそうです」

 もう一つの手法は、おしゃれな店舗での提供だ。

「カフェのような、キレイでおしゃれな店で提供し、カップルや女性客が中心の顧客になれば、店の前でたむろしたり泥酔したりする輩も減るでしょう」

 いったんは泡と消えたかに見える生ビールの販売。ほろ苦い教訓を生かし、コーヒーに次ぐ、コンビニの看板商材となる日は来るか。(本誌・太田サトル)

週刊朝日  2018年8月3日号