思わぬ大反響に、泡食った!? セブン‐イレブンの生ビール騒動 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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思わぬ大反響に、泡食った!? セブン‐イレブンの生ビール騒動

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太田サトル週刊朝日
セブン-イレブンに、いつか生ビールが登場する? (c)朝日新聞社

セブン-イレブンに、いつか生ビールが登場する? (c)朝日新聞社

 セブン‐イレブン・ジャパンが、首都圏の数店舗で生ビールの試験販売を検討していたが、中止になった。

 7月17日からの予定で、S100円、M190円と缶ビールより手頃な価格を想定。ビールサーバーが試験店舗に置かれると、たちまちSNSなどで熱い話題に。一杯も提供されずに販売中止が決まり、大反響に泡食う結果となった。

「(販売予定の)お店や本部への問い合わせなど反響が大きく、販売体制も含めて対応が難しいのではということになりました」

 セブン&アイ・ホールディングスの広報担当者は、そう説明する。猛暑のさなか、お得で手軽な一杯に、左党の期待は熱かったはず。ただ、店の前やイートインのスペースなどで長時間居座ったり、大声で騒いだり、眠ったり。飲みすぎて吐いたり、店員や他の買い物客にからんだり、車で来店して飲酒運転したり。課題はいくつも想像できる。

 マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏は、こう指摘する。

「コンビニはもはや、地域のインフラですから、社会的責任が大きい。急激な変化は、簡単には受け入れられません。生ビールを売れば、他の食べ物もおつまみとして売れますし、飲むと気が大きくなって財布の紐がゆるむ客もいるでしょうから、他の商品も売れ、店舗の売り上げは伸びるに違いありません。一方、環境の悪化を懸念する人がいるのも当然です。やり方次第では可能性が広がるだけに、中止はさもありなんと思うと同時に残念です」

 ウマく進める方法はなかったのか。西川氏は牛丼チェーンの「ちょい呑み」の成功例を挙げ、こう提案する。

「牛丼チェーンのアルコール提供は、別業態の居酒屋スタイルの実験店舗から始めました。段階を踏むことで、会社も社会も慣れ、定着していきました。セブンも既存店にいきなり生ビールサーバーを置くのではなく、トライアルで別業態からスタートすべきです」

 西川氏はさらに、既存の店舗よりも大型の店で展開するアイデアを提案する。


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