早すぎる復帰の影響は? (c)朝日新聞社
早すぎる復帰の影響は? (c)朝日新聞社

“フリーウェーシリーズ”と呼ばれるロサンゼルスのライバル対決、エンゼルス対ドジャースで7月6日(日本時間7日)、大谷翔平(24)対前田健太(30)という注目の日本人対決が実現した。大谷は、2打数無安打1三振と前田に完敗。前田が交代した3打席目も空振り三振に終わった。

 大谷は、先月8日に右肘の内側側副靱帯の損傷で故障者リスト入り。復帰は3日のマリナーズ戦だった。

「28日の再検査で手術回避が決まり、その後の5日間で実戦的な練習をしたということになってますが、甚だ疑問です。マイナーリーグの試合にも出ていませんし、メジャーにはバッティングピッチャーもいないので。打席での反応を見ていると実戦不足は明らかで、故障前の彼なら振っていた球に手が出てませんからね」(スポーツ紙デスク)

 早すぎる復帰に対し、「エンゼルスには、大谷に手術をさせたくない事情があるんですよ」と語るのはベテランの野球記者だ。

「大谷が回避したのはトミー・ジョン(靱帯再建)手術ですが、実は今季に入ってエンゼルス投手陣の中で既に3人の投手がそれを受けた。手術が決まっている投手も1人いるので、前半戦だけで4人……。責任問題になりかねません」

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