男性は、特許を元にTシャツを200枚作った。しかし、「大迫半端ないって」の言葉をプリントしたTシャツはほかにも数多く出回っており、「権利上、問題になる可能性がある」(司法関係者)という。

 こうして「半端ない」とたたえられる大迫だが、その裏で苦渋をなめていたことは案外、知られていない。U−17のW杯で、主力選手だったにもかかわらずメンバーから落選。さらに、ロンドン五輪のU−23日本代表でも落選した。

「ロンドン五輪の最終予選では6試合中5試合に出場し、うち4試合は先発。エースと言われたのにロンドン五輪メンバーに選ばれず、本人はショックを隠しきれなかったでしょう」(サッカー雑誌編集長)

 だが、悔しさをバネにブンデスリーガを渡り歩き、W杯で大活躍し、「大迫半端ないって」の大合唱。

 流行語大賞選出も近いかもしれない。(本誌・田中将介)

※週刊朝日 2018年7月13日号