インタビューに応じたのは、エリザベス女王のいとこ、マウントバッテン卿(55)である。マウントバッテン卿は、ビクトリア女王の直系の子孫で、ロシアを代表する作家、プーシキンの子孫でもある。

 1994年に女性と結婚。妻との間に3人の娘に恵まれていたが、2011年に離婚した。5年後には、バイセクシュアルであることをカミングアウトし、スイスで出会った航空会社勤務のジェームズ氏(56)と恋人同士であることを宣言していた。

 そのマウントバッテン卿は、この夏にジェームズ氏と結婚式を挙げることを、「デイリー・メール」のインタビューで告白したのだ。

 気になるのは娘や前妻の反応だが、彼女たちも「大した問題じゃないわよ」と応援しているという。世の中よりもずっと性の多様性に寛容で、考え方も進歩的なようだ。

 伝統と格式を重んじながらも、時代を先取りするような“クール”な一面もある英国王室。今、ホットでイットなメンバーが勢ぞろいしているのだ。(本誌・永井貴子)

週刊朝日 2018年7月6日号