歌手・俳優として輝きを増す堂本光一さん(※写真はイメージ)
歌手・俳優として輝きを増す堂本光一さん(※写真はイメージ)

 歌手・俳優として輝きを増す堂本光一さん。帝国劇場の当時最年少座長になった21歳から、18年間舞台「SHOCK」で主演し続け、上演回数は今年1630回を記録しました。そんな堂本さんが今夏、新作舞台「ナイツ・テイル」に挑戦されることが話題を呼んでいます。林真理子さんとの対談で舞台のこと、将来のことについて明かしました。

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堂本:舞台というのは、身体的にもメンタル的にもすごく負担の大きい仕事ですよね。それを思えば思うほど、コワい仕事だなと思います。

林:聞いたところによると、「SHOCK」の公演途中に盲腸になったことがあるって本当ですか。

堂本:胃腸炎ですね。上演期間中にいろんな病気やケガをしましたけど、中でも胃腸炎の状態で出た舞台は、すっごくキツかったですね。

林:「SHOCK」は、「屋根の上のヴァイオリン弾き」も「放浪記」も追い越して、ロングランの記録を塗り替えたんでしたっけ。

堂本:「放浪記」はまだですね。森光子さんは2017回でしたっけ。「SHOCK」は1630回です。

林:でも、森さんは中年になってからやられたから。

堂本:森さんはたしか41歳から始められて、50年近くかけてやられたわけですよね。

林:だからあっという間に記録を塗り替えられますよ。

堂本:いやいや、お客さんがついてきてくれないとやれないものですから。ついてきてくれる限りは続けたいなと思いますけどね。

林:「SHOCK」は私も見せていただきましたけど、お客さんの年齢層がすごく幅広いですよね。10代のような子からご年配の方まで。

堂本:そうですね。自分もこれだけ長くやれると思ってなかったんで、ありがたいです。最初に帝劇に立たせていただいたのが21歳だったんです。当時は最年少座長と言われて、「帝国劇場という歴史ある劇場にこんな若造が立つなんて」という声もたくさんいただきました。でも、とにかく自分を信じてやるしかなかったですね。正直、ご批判はいまだにあると思うんですよ。

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