ポーランド戦が一番有利? 宮本恒靖が教えるW杯観戦ポイント (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ポーランド戦が一番有利? 宮本恒靖が教えるW杯観戦ポイント

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週刊朝日#W杯
宮本恒靖(みやもと・つねやす)/1977年、大阪府生まれ。W杯には2002、06年に出場。現在はガンバ大阪U-23の監督、トップチームのコーチを兼任する。著書に『宮本式・ワンランク上のサッカー観戦術』(c)朝日新聞社

宮本恒靖(みやもと・つねやす)/1977年、大阪府生まれ。W杯には2002、06年に出場。現在はガンバ大阪U-23の監督、トップチームのコーチを兼任する。著書に『宮本式・ワンランク上のサッカー観戦術』(c)朝日新聞社

長友佑都(31歳・ガラタサライ)。豊富な運動量が持ち味(c)朝日新聞社

長友佑都(31歳・ガラタサライ)。豊富な運動量が持ち味(c)朝日新聞社

 ちなみに、「網をかけている」状態以外にも、日本チームのDF吉田麻也が、自陣のGKに常に背を向けているような状況であれば、よく守れている証拠です。逆に敵に抜かれて、その選手を追いかけるような状況が増えると、常に守備が遅れているという表れですから、ピンチです。また、サッカー観戦の際には、ボールを持っている選手ではなく、ボールの次の動き、次に何が起こるかを予想してみると、より深く観戦できると思います。ボールを持っている選手に対して、守備側の選手がどの位置にいるか、右にいるなら、左にパスを出すだろうと左方向にいる選手へ目を向けるなど、先の動きを予想してみるのです。ボールよりゾーン(範囲)で見る。そうすると、選手がいかに先を読んだ守備をしているか、その裏をかく攻撃をしようとしているかが、テレビで観戦していてもわかります。

 日本以外のチームで注目しているのは、ブラジルです。ネイマールだけではなく、個々人の力がただでさえすごいのに、チッチ監督になってから、組織的に戦うチームになりました。頭一つ抜けているように思います。ヨーロッパの国でおもしろそうなのは、ベルギー。黄金世代と呼ばれていた世代が皆、脂が乗っています。組織だったチームである上に、しぶとさも身につけつつある。ワールドカップ中に急速にチームとして成長していくような予感があります。そうした変化していくチームを見るのも、ワールドカップの醍醐味の一つですね。

(聞き手/本誌・工藤早春)

週刊朝日 2018年6月29日号


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