デヴィ夫人と写る野崎さん
デヴィ夫人と写る野崎さん
野崎さん夫婦
野崎さん夫婦

「紀州のドン・ファン」こと、野崎幸助氏(77)の怪死事件は、芸能界にも波紋を広げた。

【写真】家宅捜査を受けた55歳年下の妻と、亡くなった野崎さん

 まずは野崎氏と交流のあったデヴィ夫人(78)だ。野崎氏が5月24日夜、怪死する18日前に同じように怪死した野崎氏の愛犬イブのお別れ会にも招待されていた。

「デヴィ夫人のほうが野崎氏より1歳上。同世代だから、うまが合ったようです」(野崎氏の会社の元従業員)

 お笑い芸人にも驚きが広がった──。

 2016年末に刊行された、野崎氏初の著書「紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男」(講談社+α文庫)は、テレビ朝日の「アメトーーク 本屋で読書芸人」でも紹介されていた。

 昨年11月に放送された同番組で、ピース又吉、東野幸治、オアシズ光浦、メイプル超合金・カズレーザーが「2017年に読んで好きな本」を発表した際、東野が「紀州のドンファン」を17年で好きな本の1冊に取り上げたのだった。

 コーナーで紹介された本は売れるともっぱらの評判の番組で、同書の売上の方も伸びたという。

 歌手の仁支川峰子(西川峰子から改名)の野崎氏との関係が取沙汰された。

「社長は30年ほど前、東京に進出して街頭で当時は珍しいフリーダイヤルがかかれたティッシュを配ったんです。歌手の西川峰子(当時)とも親しいと吹聴し、その写真入りのものも配っていた」(前出の元従業員)

 仁支川さんの個人事務所はこう答えた。

「本人に聴いたところ、(野崎氏の会社の)キャンペーンガールみたいな扱いをされたということではなく、営業で頼まれて、ショーで歌ったということです。仁支川は『普通にお仕事の付き合いよ、誘われたことなんて一回もないわ』と言ってました。一度仕事をしたと言っても、30年も前のことで、それ以降、何のお付き合いもないと思いますよ。『パーティに誘われたこともないわ』って言ってました」

 他にも、野崎氏が交際していたと吹聴していた若手女優の事務所に取材したところ、「知ってはいますが…」と口を濁した。

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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