ジェフ・ゴールドブラム、「犬ケ島」を3回見てわかったこと

坂口さゆり週刊朝日
 20年後の日本を舞台にしたストップモーションアニメーション「犬ケ島」の公開に先立ち、ジェフ・ゴールドブラム(65)が監督のウェス・アンダーソンとともに来日した。アンダーソン監督と3度目のタッグを組んだゴールドブラムに、本作の魅力について聞いた。

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 取材部屋に入ってくるなり、194センチという背の高さに圧倒された。だが、威圧を感じるどころか、ご本人はとってもスイート。にこやかな笑顔で筆者を気遣い、物腰柔らかな対応に自然と緊張がほぐれていく。

「演じた『デューク』という犬は、うわさ好きで、うわさを仕入れてみんなを驚かせます。きちんと性格付けされているので、人間を演じることと変わりませんでした」

「犬ケ島」はウェス・アンダーソン監督のこだわりがたっぷり詰まったストップモーションアニメだ。犬ケ島に追放された愛犬を捜す12歳の少年アタリと、島で出会い相棒となった5匹の犬たちの冒険を描く。5匹のうち「デューク」はかつては女主人に大切にされ、バランスの良い食事、定期的なトリミング、年に1度の健康チェックを受ける快適な暮らしを送っていたというキャラクターだ。

 実は彼、「犬と一緒にいられるだけで幸せ」と言うほどの犬好き。飼い犬の犬種を問うと、すぐさまポケットからスマホを取り出し写真を見せてくれた。茶色の、腰くらいまである大きなスタンダードプードル。「名前はウッディー。オスで5歳。初めて飼った犬もスタンダードプードルでした」

 ゴールドブラムがアンダーソン監督の作品に出演したのは「ライフ・アクアティック」(2004年)、「グランド・ブダペスト・ホテル」(14年)に続き本作で3本目。出演依頼は監督から直接受けた。

「Eメールでね。添付された脚本を読んで、いくつかの日本絵画にインスパイアされました。これは何か特別な作品になるに違いないと。ウェスとこの映画を作ることに興奮したのです」

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