大丈夫だと過信せずに、自分の運転を見つめ直すことが大切だ。チェックすべき10のポイントを図表にまとめた。若いときに比べて歩行者に気づくのが遅れて、ドキッとした経験がある人もいるだろう。不注意や運転ミスは誰にでも起きうるが、繰り返すようになれば自主返納すべきサインだ。

「目的地へのルートがすぐに思い浮かばない」「大きな駐車場で自分の車を見つけるのに時間がかかる」といった運転操作以外の項目も重要となる。

 自主返納すればバスやタクシー、宅配料金などの割引が受けられるサービスも増えてきた。事故を起こしてからでは遅い。家族らとも話し合って、先延ばしせずに決断しよう。(本誌・岩下明日香)

■自主返納のチェックポイント
(1)歩行者や障害物に気づくのが遅くなった
(2)車庫入れを失敗することが増えた
(3)曲がるときにウィンカーを出し忘れる
(4)カーブをスムーズに曲がれないことがある
(5)間違えて逆走しそうになった
(6)一時停止などの標識を何度も見落とす
(7)目的地への適切なルート選びができない
(8)駐車場で車を止めた位置がわからなくなる
(9)同じ交通違反を繰り返してしまう
(10)医師から早めの返納を促される

※警察や自治体のパンフレットなどから作成

週刊朝日  2018年6月15日号