日大の黒い報告書全文を入手 内田前監督の“親方”田中理事長「暴力団と許永中氏との関係を誇示」 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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日大の黒い報告書全文を入手 内田前監督の“親方”田中理事長「暴力団と許永中氏との関係を誇示」

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今西憲之,西岡千史週刊朝日#日大

本誌が入手した日大内部の極秘調査報告書。田中理事長のリベート問題や暴力団関係者との交際について書かれている

本誌が入手した日大内部の極秘調査報告書。田中理事長のリベート問題や暴力団関係者との交際について書かれている

かつて瀬在総長や田中英寿氏の名前があった許永中神社。現在は石柱は取り壊されている(撮影/今西憲之)

かつて瀬在総長や田中英寿氏の名前があった許永中神社。現在は石柱は取り壊されている(撮影/今西憲之)

 アメリカンフットボール部の危険タックル問題で大揺れの日本大学。その責任論は日大の常務理事でもある内田正人前監督だけでなく、16学部の頂点に君臨する田中英寿理事長にも及んでいる。

【写真】田中理事長が石碑を建てた幻の許永中神社はこちら

 日大では6月1日、理事会が開催され、内田前監督の常任理事辞任が承認された。

「これまで理事会でこの問題が議題にあがることはなかった。だが、今日は第三者委員会のことなど、危険タックル問題が話し合われたと思われる。それについて田中理事長がどんな見解を示すのか、みんな注目している。ここまで社会問題になっており、もう理事会もアメフト部の責任と押し付けることはできないだろう」(元理事)

 これほどの大問題になっているにもかかわらず、大学トップの田中理事長は公の場で説明することなく、沈黙したままだ。このことに疑問に感じている人も多いだろうが、その謎を解くヒントとなる日大の調査報告書が、ここにある。

 この報告書は2005年8月15日にまとめられ、当時の森田賢治理事長に極秘で提出されたものだ。

 調査対象者は当時、常務理事だった田中理事長。作成者名は〈特別調査委員会〉で6人の弁護士の実名が記されている。その目次には、教育機関とは思えない驚くべき文言が並ぶ。

〈工事業者に対する金員要求〉

〈暴力団関係者との交際関係〉

 報告書の中身は後述するが、今回の危険タックル事件の原因は、内田前監督によるアメフト部の恐怖支配だったことが次第に明らかになってきた。その最大の後ろ盾とされるのが田中理事長だ。日大職員の証言を紹介しよう。

「関東学生アメフト連盟から危険タックルの指示で永久追放されても、内田さんは部員を指導できなくなるだけ。内田さんのバックには田中理事長がついているから、何があろうが権力は維持できると思っているでしょう」

 では、田中理事長とはどんな人物なのか。1969年に日大を卒業した後、日大職員になった。横綱輪島の1年先輩で、学生横綱やアマ横綱などのタイトルを獲得。その実力は輪島に匹敵するといわれたが、プロには進まず、アマ相撲界の実力者となり、日大相撲部の監督を長らく務めた。日本相撲連盟副会長や日本オリンピック委員会(JOC)理事なども歴任。角界には、元大関の琴光喜や舞の海、現役では遠藤など多くの力士を輩出している。



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