石田ゆり子の人気の象徴といえば、150万人を超えるフォロワー数を持つインスタグラムだ(※写真はイメージ)
石田ゆり子の人気の象徴といえば、150万人を超えるフォロワー数を持つインスタグラムだ(※写真はイメージ)

 再ブレーク中の俳優石田ゆり子(48)のフィーバーが止まらない。今年1月に発売したエッセー集『Lily』は、発売2週間で20万部を突破し、過去に出版した著書も軒並み増刷。現在は5社6本のCMに出演し、“奇跡のアラフィフ”として世間から熱い注目を集めている。

 その人気ぶりを象徴するのが、150万人を超えるフォロワー数を持つ石田のインスタグラム。犬1匹+2匹との暮らしぶりが日々綴(つづ)られるインスタグラムは、“(石田の)日常を覗(のぞ)いているような感覚になれる”と、支持されている。

 石田のインスタグラム効果で、各方面からうれしい悲鳴が聞こえてやまない。

「生産が追いつかない状態です」と話すのは、ヒノキ科の針葉樹「青森ヒバ」を使った製品を販売する「カルデサック」(東京・中目黒)の店主。

「部屋中が良い香りで癒される…。ワイルドすぎず、洗練されてる」

 昨年10月、こんな文章とともに、石田が同店で販売されている、ヒバのスツール(税込み2万7千円)を投稿すると、瞬く間に問い合わせが殺到。その後、ヒバのカゴを持った写真や店で買い物を楽しむ様子などが投稿され、同店にはインスタグラムを見た石田ファンが押し寄せる事態に。

「カゴは職人の手作業で、制作が追いつかない状況。お問い合わせをいただいたお客様には、いつ届けられるかわからないとお話ししていますが、“それでもいいから待ちます”と言う方も多い。最近までスツールも1カ月待ちの状態が続いていました」(「カルデサック」店主)

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松岡かすみ

松岡かすみ

松岡かすみ(まつおか・かすみ) 1986年、高知県生まれ。同志社大学文学部卒業。PR会社、宣伝会議を経て、2015年より「週刊朝日」編集部記者。2021年からフリーランス記者として、雑誌や書籍、ウェブメディアなどの分野で活動。

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