香取慎吾
香取慎吾
世界的に有名なパリのルーブル美術館
世界的に有名なパリのルーブル美術館
香取慎吾のアート作品。日本財団パラリンピックサポートセンターのオフィスエントランスの壁画(ルーブルで展示されるかどうかは未定)
香取慎吾のアート作品。日本財団パラリンピックサポートセンターのオフィスエントランスの壁画(ルーブルで展示されるかどうかは未定)

 元SMAPという肩書より、これからは「アーティスト」と呼ばれるようになるかもしれない。

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 グループ解散以降も、インターネットでライブ配信をしたり、映画に主演したりするなど活躍している香取慎吾。SMAP時代から、「アート好き」としても知られていた。

 尊敬する人に草間彌生を挙げ、独立前の一時期は「タレント業を休んでアーティスト活動に専念するのではないか」などと一部で報じられた。2015年に日本財団パラリンピックサポートセンター内の壁画を担当し、17年に宝飾ブランド・カルティエのギャラリーで作品を発表。アーティストとしても精力的に活動してきた。

 今年3月には、香港政府観光局からの依頼で、世界一長いエスカレーター「ミッドレベルエスカレーター」の側面に巨大な壁画を描いた。今にも動き出しそうな躍動感あふれる作品で、ネット上では「絵に専念しても食っていける」「才能がありすぎる」などと、評価する意見もあった。

 そして今回、ついに個展を開催することになった。会場はあのモナ・リザやミロのビーナスで世界的に有名なパリ・ルーブル美術館。香取もこう喜ぶ。

「アートにゴールはないと思い続け、描き続けているぼくですが、目指すゴールと言ってもおかしくないルーブル美術館でスタートできることに、ぼくのアート脳が爆発しています。たくさんの人にぼくを感じてもらいたいです」

 自身の作品がフランスでどう評価されるのか、待ちきれない様子だ。

 個展は9月19日から10月3日までの約2週間。いままでの数多くの作品と、今回のために描き下ろした新作が展示される。

 秋のパリには、日本からのファンがたくさん駆けつけそうだ。(工藤早春)

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