子どもへの愛はある…専門家に聞く「認知症の親」への孝行とは (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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子どもへの愛はある…専門家に聞く「認知症の親」への孝行とは

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週刊朝日#ヘルス

よい親孝行ができれば、笑顔がこぼれる。実家への帰省や親子孫のふれあいなど、できることから始めてみては(イメージ写真)(c)朝日新聞社

よい親孝行ができれば、笑顔がこぼれる。実家への帰省や親子孫のふれあいなど、できることから始めてみては(イメージ写真)(c)朝日新聞社

 親への感謝を伝えること、それは自身が年を重ねるごとに強まる思いだ。しかし、親が認知症になってしまったら、薄れゆく記憶の中で何をしてあげられるのか。筑波大学准教授で精神科医の高橋晶さんに聞いた。

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 多くの人は、年を取ると、性格が先鋭化します。頑固だった人はさらに頑固に、慎重だった人は融通が利かなくなる。話もくどくなり、子どもはいらだちを覚えることもあるでしょう。

 親が認知症になると、外見は今までどおりなのに、中身が違ってしまったことで、子が喪失感を味わうことがあります。「理知的で聡明なお父さん」が子ども返りをしたような姿に子は傷つき、悲しむのです。

 認知症になる親にも、今までできたことができなくなっていく喪失感がある。親としてのプライドは残っていて、現実と夢の区別がつかなくなる。ただ、認知症が進行しても、親の心の中には「子どもを愛している」という感情は残っています。

 認知症のケアの一つに「回想法」があります。本人に自分の人生を振り返ってもらい、誕生から少しずつ話してもらうという手法です。これで元気になる方が多くいます。遠い目で「あのときはつらかったんだよ」なんて言いながら、喜んでいる。


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