【こんな親孝行がある、50の実例集】(取材に基づき、編集部作成)
■快適に暮らす
・実家の2階部分の荷物を整理し、1階だけで暮らせる環境を整えてあげた。
・ずっと都営住宅暮らしの母にマンションを買ってあげた。今はそこで母と一緒に住んでいる。
・実家をフルリフォームし、親と同居を始めた。自分の職場(リラクセーションサロン)も自宅の一角に。
・ネットが使えない親のため、調べ物をしたり、通販番組で気に入った商品を聞いて、代わりに買ったりしている。
・スマホを使いこなせない親のため、メールやLINEの通信環境を整えたり、使い方を教えている。
・みかんやりんごなどスーパーから持ち帰るには重いものをネットで買い、実家に送っている。

■心を通わそう
・母との長電話。平均2時間を週2回、聞き役に徹して、母のストレス発散のお手伝い。
・米国在住の両親と週1回テレビ電話。孫が「おじいちゃんの子どものころにはやった遊びは?」などと聞く。
・義父は孫の名づけにかかわりたそうだったので、名前の漢字の読み方を決めるのを手伝ってもらった。
・両親が孫のためにエプロンを作ってくれた。娘にそれを着させてお菓子づくりをして、動画を実家に送った。
・入学式や卒業式など孫の学校行事には、ほとんど参加させている。
・感謝の思いと、「これからも元気でいて」という気持ちを手紙で母に送った。母は手紙を父の仏壇に供えた。
・孫を母と一緒にバレエ教室に通わせ、70歳差の共演を実現させた。

■実家へ帰ろう
・実家に帰ったとき、両親の足をマッサージしたり、食器を洗ったり、床を拭いたりする。
・実家に帰ったとき、両親が小さかったころの話や故郷の話を聞くようにしている。
・実家に帰るたび、父母の好意に甘える。自分は動かず、上げ膳据え膳だが、これも親孝行かもしれない。
・定期的に実家のある九州に帰郷して親の面倒をみる。年老いて心配なので、時間のあるときには帰っている。
・親は高齢で家の掃除を十分にできないので、実家へ帰ったときには大掃除している。

■旅に出よう
・熱海や沖縄、ハワイなどへ旅行に連れていった。6月にはマレーシアに一緒に行く予定。
・今は亡き父と一緒に、よく飲みに行った。ゴルフも一緒によくやった。
・両親は共働きで、祖父母の介護もあり、旅行に行けなかった。時間ができた今、旅行をプレゼント。
・一人暮らしの父と共通の趣味のドライブを楽しむ。父は高齢で免許を返納し、自分で運転できない。
・実家近くのスーパー銭湯に連れていく。親は足が悪いので手をつないで一緒に入り、湯船で話し込む。
・母の父親は東南アジアで戦死した。亡くなった戦地の場所を探し出して、慰霊の旅に連れていった。
・両親と一緒に旅行して、旅先で撮影した写真をアルバムにして渡した。
・父と一緒に旅行。父の好きな山岳画家の絵画の美術館があり、連れていった。絵を見てうれしそうだった。
・日本や世界の地図をプレゼント。夫婦で旅行するきっかけになった。

次のページ