永野芽郁が化けた朝ドラ「半分、青い。」がSNS上でバズる展開とは?

太田サトル週刊朝日
 いよいよいわゆる“東京編”に突入する、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」。ヒロイン・鈴愛を演じる永野芽郁について、ドラマ評論家の成馬零一さんは、こう評価する。

「もともとフワッとした天然なところがあり、存在感のある女優さんだった。これまでの経験を踏まえた上で広がりを出せており、朝ドラで見事に化けました。朝ドラのように内面までヒロインをじっくりと描くドラマではどうなるかと思っていましたが、今のところは順調ですね」

 成馬さんは、本作の時代設定と舞台設定が絶妙だという。

「80年代の地方都市からスタートし、あの時代の少女漫画の空気まで伝わる。あの時代の一番幸福な部分を抽出できているような感じがします。脚本家の北川悦吏子さんが持っている、どこか少女漫画的な、乙女チックな部分が、時代を80年代に巻き戻すことでうまくハマっている」

「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」の著者、田幸和歌子さんも、その世界観をこう評する。

「ハンディキャップがあるヒロインなのに、TBSドラマで北川さんが描いたような重厚感や切なげな方向にせず、一時代のフジテレビのドラマのようなポップな感じで描かれている。ある意味で、今のフジよりフジらしい雰囲気を感じます。SNSなどで何か発信したくなるような描写やフレーズもある。最近では漫画家役の豊川悦司さんの登場など、話題性の提供の仕方が非常にうまい」

 田幸さんは「懐かしさ」の描写にも注目する。

「家の電話に親が出たり、声をお母さんと間違えたりしたときのドキドキ感。日常の何げない懐かしさとでもいうのでしょうか。そういった部分で時代感が表現できるのは、女性脚本家ならではだと思います」

 豊川悦司が演じる少女漫画家の作品「いつもポケットにショパン」に感銘を受け、漫画を描き始める鈴愛。作品はいよいよ"東京編"に突入する。

「上京して出会う、中村倫也演じる朝井正人に注目です。幼なじみの律(佐藤健)との距離感も含め、期待したいです」(田幸さん)

 ますますSNS上で「バズる」展開が期待できそうだ。(本誌・太田サトル)

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