櫻井:ぼくも野球は未経験なんですけど、先ほど申し上げた通り、母校が出たときに足運んでるんですよ。まあ、つい先日の甲子園もそうでしたけど。母校の野球部が「エンジョイ・ベースボール」ってのを掲げてる部活でして。この大舞台に来ると、ちょっとみんな萎縮しちゃうのかな、緊張するのかなー、なんて思いながら見てると、まさに本当にその名の通り、エンジョイしながら、楽しみながらやってる姿が、すごく誇らしかったのを覚えてます。

記者:みなさんにおうかがいしたいんですけど、高校野球の魅力はどこにあると思われますか?

松本:大野さんにも聞きたいですか?

記者:ぜひ、お願いします。

一同:(笑)

櫻井:それはぜひいきましょう。

二宮:魅力はねぇ、そりゃそうですよ。

松本:ぼくが思うのは、選手ももちろんそうだと思うんですけど、アルプススタンドで力強く応援してる学生のみなさんとかご家族のみなさんの姿を見ることによって、よりプレーに引き込まれると言いますか。この甲子園球場の中で、一致団結した三塁側と一塁側の2チームが対戦してるっていう姿が、すごく引き込まれますね。いろんなドラマがより感動的になったり、いい笑顔や勇気をもらったり、涙あふれてる瞬間とかにいろんな感動があると思うので、そこが甲子園の魅力かな、高校野球の魅力かな、と思います。

大野:熱い戦いを終えた後に、砂を持って帰るというところは……。

松本:知ってるんですね。

二宮:絞り出したね。

大野:そこはやっぱ甲子園ならではのことだな、と思います。「そんだけすごい場所なんだな」というのを、それを知ったときに思いましたね。以上です。

一同:(笑)。

櫻井:はええな。

松本:はええ。

二宮:早いなー。

櫻井:切り上げるの早いな。

相葉:ぼくはどうだろうなー。まあ松本も言ってましたけど、みんなで戦ってるんですよね。ベンチに入れない人もそうだし、ボールボーイもそうだし、もう全員で戦ってて。プロではないので、なんて言うんだろう、一球にこう……。

一同:(沈黙)

二宮:大丈夫ですか、聞こえてます?(笑)

相葉:聞こえてます。あの、もう健気なんですよね、必死。その姿に心が打たれる。すごく感動しますね、そういった姿に。

二宮:ぼくはですね、流れが変わった瞬間が目に見えるってのは、一つの魅力なのかな、と思っております。どんな点差があろうと、どんなに戦ってる高校の力量の差があろうと、流れが変わる瞬間、そこから一気に展開していくというのは、高校野球の一つの魅力なのかな、と思ってます。

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