名物プロデューサーが語る名探偵コナン 「卒業しない作品」の魅力とは (3/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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名物プロデューサーが語る名探偵コナン 「卒業しない作品」の魅力とは

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緒方麦週刊朝日
読売テレビの諏訪道彦エグゼクティブ・プロデューサー

読売テレビの諏訪道彦エグゼクティブ・プロデューサー

『名探偵コナン ゼロの執行人』 (c)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

『名探偵コナン ゼロの執行人』 (c)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

劇場版シリーズは5年連続で興行収入記録を更新中だ (c)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

劇場版シリーズは5年連続で興行収入記録を更新中だ (c)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

今作のキーパーソンとなる3つの顔を持つ男、安室透 (c)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

今作のキーパーソンとなる3つの顔を持つ男、安室透 (c)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 監督は劇場版を7年間手掛けてきた静野孔文さんに替わり、立川譲さんが務める。長編映画の監督は初めてで、テレビアニメの名探偵コナンには関わっていない中での大抜擢(ばってき)。

「シナリオの時からいっぱい意見をもらい、この作品に懸けてくれた。シリーズとして続けていくために新風を入れ込む」(諏訪さん)

 前出の藤津さんも、

「立川さんは新進気鋭の注目の若手監督。(人気キャラクターの)安室透とのW効果で、好発進・スタートダッシュが期待できる」

 と前向きに見ている。

 子供から大人まで観客層が幅広いのが、コナンの大きな特徴だ。

「アニメーションはある程度の年齢になると気にしなくなるが、コナンは卒業しない。小さいときに見ていた子が大人になって子供を連れていくなど、ファミリーで見る人も多い。卒業しないからこそ、デートムービーとして見られ、夜の回がいっぱいになる」(諏訪さん)

 観客が卒業しない、言い換えれば「離れがたい」コナン。原作の青山さんの設定やキャラクターのよさ、ラブコメ要素などが魅力的に盛り込まれている。トリックや謎解きなど、ミステリーの部分でも、頭をひねりながら見られる。この魅力を支えるヒントは、テレビアニメシリーズにあった。諏訪さんは自分が名作を見た時の経験を、アニメを通じて子どもたちに伝えたいという。

「小さな子供が、大人の世界を背伸びして見る感じを目指している。中学生当時、刑事コロンボの『別れのワイン』を見た。ワインを飲まない自分でも、事件の背景としてワインが絡むロマンを垣間見て、その面白さを全身で感じた。コナンを見た子供たちが、大人の世界を垣間見たような感覚になってほしい。そして大人になったときに『ああ、こんな感覚でコナンを見てたな』と思い返してほしい」

 劇場公開に合わせてグッズ販売や、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪)などでのコラボイベントも盛り上がる。「少年サンデー」での連載再開も発表され、ファンの熱量は高まっている。今回も映画館には多くのファンが詰めかけそうだ。 (本誌・緒方麦)

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