「みなさん」最終回も松田聖子 鈴木おさむが感じたとんねるずの美学 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「みなさん」最終回も松田聖子 鈴木おさむが感じたとんねるずの美学

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

とんねるずの「みなさん」最終回に出た松田聖子(c)朝日新聞社

とんねるずの「みなさん」最終回に出た松田聖子(c)朝日新聞社

 木曜夜9時に始まった「みなさん」の初回には松田聖子さんが登場した。これはテレビ界からしたら事件だった。というのも、木曜9時と言えばTBS「ザ・ベストテン」が放送されていた。テレビ界のモンスター番組「ベストテン」。とんねるずさんも「ベストテン」で数々の伝説を残してスターになっていった。そんな「ベストテン」の裏で番組を始めること自体も凄い勇気だし、その「ベストテン」の看板歌手の一人であった松田聖子さんが、裏番組である「みなさん」の初回に出ることは、高校生の僕からしたら「うわ、豪華。すげー」と思ったし、当時のテレビ界からしたら掟破り感もあったはずだ。バラエティーの初回ゲストはとても大事で、初回のゲストに大物を仕込み箔をつけ、次に繋げていくプロデューサーも多い。

 なので「みなさん」の初回、松田聖子さんは箔をつけるどころか、番組にとんでもないオーラをまとわせた。「みなさん」の人気と反比例して「ベストテン」の視聴率は落ちていき、終わりを迎えていく。

 そんな松田聖子さんが「みなさん」の最終回に出るというのは胸が熱くなった。そして、ヒット曲「情けねえ」を歌って終わる。紅白にこの歌で出演し、パンツ一枚、全身、赤と白に塗って、後ろを向くと「受信料を払おう」と、わくわくさせてくれたお二人。「みなさん」の最終回で叫ぶ「情けねえ」は情けなくない。とてつもなく格好いい。

 50代半ばのとんねるずさん二人が今後、どんな活動をしていくのか? 僕は楽しみで仕方ないし、期待したい。ボロボロになったとしても、70代になっても80になっても、僕らの世代をずっとわくわくさせてくれるスターでいてほしいと思います。

週刊朝日 2018年4月6日号


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

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