「カレーの命であるスパイスの香りは、どうしても時間がたつと、とんでしまう。それをいかに封じ込めるのかという工夫や努力をすごく感じます。そんな理由から、煮込むことでおいしくなる欧風カレーに、どちらかというとおいしいものが多い気がします」

 小宮山さんが気になるカレーが、横浜名物シウマイでおなじみの、崎陽軒が発売する「横濱かりぃ」。

「崎陽軒のあのシウマイがそのまま入っていて、食べると豚とホタテの味わいがします」

 今日はちょっとぜいたく気分で。今日はあそこのお店の味を。はたまたカツを別添えしてみたり……。家族や仲間と食べ比べしたりして楽しむスタイルもいい。

 記事を書いている途中でまた食べたくなる魅惑のレトルトカレー。さて、この後、どれを楽しもうか。(本誌・太田サトル)

※正しくは、口へんに加、口へんに厘の字

週刊朝日 2018年3月23日号