鈴木亮平の主演「まだ早い」と発言も 「西郷どん」脚本家が明かす舞台裏 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鈴木亮平の主演「まだ早い」と発言も 「西郷どん」脚本家が明かす舞台裏

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中園ミホ(なかぞの・みほ)/1959年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、広告会社勤務、コピーライター、占師などを経て、88年にテレビドラマ「ニュータウン仮分署」で脚本家デビュー。2007年、「ハケンの品格」で放送文化基金賞を受賞。13年、「はつ恋」「ドクターX 外科医・大門未知子」で向田邦子賞と橋田賞をダブル受賞。主な作品に「不機嫌な果実」(97年)、「やまとなでしこ」(00年)、「スタアの恋」(01年)、「anego」(05年)、NHK連続テレビ小説「花子とアン」(14年)など。NHK大河ドラマ「西郷どん」が放映中。(撮影/岡田晃奈、ヘア&メイク:三上宏幸(エムドルフィン))

中園ミホ(なかぞの・みほ)/1959年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、広告会社勤務、コピーライター、占師などを経て、88年にテレビドラマ「ニュータウン仮分署」で脚本家デビュー。2007年、「ハケンの品格」で放送文化基金賞を受賞。13年、「はつ恋」「ドクターX 外科医・大門未知子」で向田邦子賞と橋田賞をダブル受賞。主な作品に「不機嫌な果実」(97年)、「やまとなでしこ」(00年)、「スタアの恋」(01年)、「anego」(05年)、NHK連続テレビ小説「花子とアン」(14年)など。NHK大河ドラマ「西郷どん」が放映中。(撮影/岡田晃奈、ヘア&メイク:三上宏幸(エムドルフィン))

中園:そうだったんですか。林さんがいらしたらみんな喜びます。

林:でも、中園ミホの名言。「原作者に来られるといろいろ気を使うから、差し入れを置いたらさっさと帰ってほしい」(笑)。

中園:林さんが来てくれたらうれしいと思いますよ。その代わり差し入れをお忘れなく(笑)。

林:もちろん、もちろん。

中園:林さんは差し入れの女王ですもんね。「西郷どん」のキャスティングでは小柳ルミ子さんの評判がすごくいいんですが、実は林さんのアイデアなんですよね。夜中にLINEで、「お由羅役の候補、こんな人たちがあがってるんだけど、どう思う?」って聞いたら、「小柳ルミ子さん、どう?」って。

林:「さっき歌番組で見たけど、よかった」って送ったの。

中園:盲点を突かれた気がして、ハッとしました。翌日の会議で話したら、演出家たちがすごくノッたんですよ。「誰も思いつかなかったね」って。

林:素人の発想もたまには役立つと(笑)。キャスティングといえば、なんといっても第1話の斉彬さま(渡辺謙)ですよ。まるでプロモーションビデオのようでした。

中園:林さん、原作を書かれているときから「斉彬は渡辺謙さんだといいな」って言ってましたよね。みんなもそう思っていたから、謙さんに決まったときはほんとにうれしかったです。

林:第4話で斉彬が家督を譲ろうとしない父親の斉興に「天の声を聞くことにしましょう」と言って、銃を手にロシアンルーレットするじゃないですか。鹿賀丈史さん(斉興)と渡辺謙さんじゃなかったら、あの迫力は出なかったですよ。

中園:あの場面はNHKのスタッフが、「薩摩の武士は宴会の余興で火縄銃でロシアンルーレットみたいなことをやる」という史料を見つけてきて、「できませんか」と言われて書いたんです。お二人の演技が素晴らしいので、救われました。史実がお好きな皆さんは怒ってらっしゃると思いますけど(笑)。

(構成/本誌・野村美絵)

週刊朝日  2018年3月9日号より抜粋


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