ヒュー・ジャックマン/1968年、オーストラリア生まれ。主に国内の映画やドラマ、舞台などに出演していたが、2000年の映画「Ⅹ-メン」の主役に抜擢されて、世界的な人気を博す。12年には主演映画「レ・ミゼラブル」も大ヒット=2月14日、主演したミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」(公開中)の日本での会見に登場(撮影/写真部・東川哲也)
ヒュー・ジャックマン/1968年、オーストラリア生まれ。主に国内の映画やドラマ、舞台などに出演していたが、2000年の映画「Ⅹ-メン」の主役に抜擢されて、世界的な人気を博す。12年には主演映画「レ・ミゼラブル」も大ヒット=2月14日、主演したミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」(公開中)の日本での会見に登場(撮影/写真部・東川哲也)

 2月14日、主演したミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の日本での会見に登場したヒュー・ジャックマン。ファッションデザイナーのドン小西氏がファッションチェックした。

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 最もセクシーな男に選ばれたこともある、この人だもの。どんなキメキメな格好であらわれるかと思いきや、拍子抜けだよ。かすり調のナチュラル素材のジャケットに履き古したようなブーツ。さすがに愛想がないと思ったのか、ワインレッドのチーフを無造作にポケットに突っ込んで、アクセントを作っておきました!って感じ。

 意外にシャイな人なんじゃないかね。決まりすぎたファッションは、本人が照れちゃうみたいなさ。まあ、映画界の大スターにしては攻めが足りないイデタチだけど、そんな彼のキャラがファッションから見えるようだよね。

 もうひとつ、長い手足とマッチョな胸板が、何の変哲もないジャケットをかっこよく見せてる。日本人のジャケットは、袖の長さより、着丈の長さが10センチは長いのが普通。それがこの人は、ほぼ同じ長さだもんな。おまけに胴が短くて股下が長いから、ショート丈のジャケットなのに、つんつるてんに見えないよね。ま、このバランスは、我々は逆立ちしてもマネできない。日本のお父さんたちは、正攻法でオシャレに励むしかないようです。

(構成・福光 恵)

週刊朝日  2018年3月2日号