「エバンゲリオンだとバカっぽい」大センセイの「バかヴか問題」 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「エバンゲリオンだとバカっぽい」大センセイの「バかヴか問題」

連載「大センセイの大魂嘆!」

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バかヴか。それはたぶん…(※写真はイメージ)

バかヴか。それはたぶん…(※写真はイメージ)

 SNSで「売文で糊口をしのぐ大センセイ」と呼ばれるノンフィクション作家・山田清機の『週刊朝日』連載、『大センセイの大魂嘆(だいこんたん)!』。今回のテーマは「ヴ」。

*  *  *
「バかヴか問題」に初めて直面したのは、駆け出しの編集者だったときである。

 副編集長がとってきた映画評論の入稿を任されて、小見出しをつけた。

「ヌーベルバーグの時代」

 すると、映画通の先輩編集者にその小見出しを見咎められた。

「ヤマダ君、それはヌーベルバーグじゃなくて、ヌーベルヴァーグだからね」
「ブ?」
「ヴ。ウに点々だよ。それが常識だから」

 編集者たるもの校正は厳格にやるべきだと思っていたが、なぜかこのときは、冷や水を浴びせられたような気分になったものである。

 後日、その先輩が実際にヌーベルヴァーグを見せてくれるというので、彼のアパートに出かけていくと、さすが映画通、本棚は映画雑誌と映画関連の本で埋め尽くされていた。


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