現メンバーのうち3人が還暦。そのうち代表の元客室乗務員は60歳には見えない。29歳と26歳の息子がいるというが、記者には30代にしか見えなかった……。

「私たちの世代はもっと働いて税金を納め、社会の一員という意識を持つべきです。引っ込んでいる主婦を引っ張りだして、日本をもっと元気にしたいんです」(マダムズ代表)

 転勤族の夫とともに、住まいを転々としてきた主婦(49)は、「人生をぶつ切りされるのがつらかった」。そんな生活をしながら、短大に入り直し、栄養士の資格を取得。その後、関西に転勤となり、現地で乳幼児用栄養食品メーカーにパート社員として就職。「全国規模の会社を狙った」のは、転勤してもそのままキャリアを生かせるため。その後、東京に戻るとその働きぶりが認められ、正社員となった。大学時代には体育会応援団に所属し、根性はある。

「たとえ理不尽なことで怒られても私は大丈夫。打たれ強いし。バブル世代の私たちは、根拠のない自信が持てるのよね」

 人生で大事なものは、次の三つだとか。

「『自由』と『酒』と『山』。これにまつわる人たち。人生は自分に納得できれば、それでいい。みんな違って、みんないい」

 バブル女子を積極的に雇用する背景もある。「50!SIGN(ゴーサイン)プロジェクト」を進める「ビースタイル」によると、

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