宇佐美さんが歩きだす。う~ん美しい、マイナス25歳のウォーキング。これは見習いたい!

「難しいことは何ひとつないんです。ただ姿勢もウォーキングも、衰えていく筋肉をそのまま放置しないで、毎日使ってあげることです」

 椅子にすわるときも、グターッと力を抜いてすわらないこと。「お尻のほっぺと私は呼んでいますけれど、左右の坐骨を立てて、おなかをへこませてすわるようにしましょう。これだけでも腹筋がとても鍛えられるんですよ」。年齢を感じさせない若々しいルックスと筋力があれば、いくつになっても活発に外出を楽しむことができる。

「自分が毎日どれくらい歩いているのかを知るために歩数計を持ち歩くようにすると『歩くこと』への意識が全然変わってきます。1週間のトータルで7万歩と、目標は高く! 元気に歩き回るためには、自分の足にぴったり合った靴を厳選して履くことも重要です。私はヒールを履く必要がないときは、自分の足に合ったスニーカーで行動するようにしています。そして“足指で地面を蹴りながら歩く”を意識して歩きます。足指はカラダの土台。ここも老化しないように鍛えていくのです」

 そして一日の終わりには、お風呂で足指ストレッチをして、足指の疲れをとる。

「足指の間に手の指を1本ずつ入れ、足指をグッと外側に反らせたり、内側に倒したり。パーツを大事にして、ちょっとのことで転んだりしない、丈夫なカラダをキープしていきましょう」

■宇佐美流「転ばないカラダのつくり方」
1.毎朝「壁前背伸び」をして“美姿勢”チェック
2.立つときは腰で立ち、骨盤の上に上半身をフワッと置くイメージで
3.すわるときは坐骨(お尻のほっぺ)を立てて
4.おなかの中心に重心をおき、へこませる
5.歩くときはお尻の穴をキュッと締める
6.夜はお風呂で必ず足指ストレッチ!

(エディター・赤根千鶴子)

週刊朝日 2018年2月23日号