北原みのり「民主主義なの? 呪いなの?」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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北原みのり「民主主義なの? 呪いなの?」

連載「ニッポン スッポンポンNEO」

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北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

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民主主義なの? 呪いなの?(※写真はイメージ)

民主主義なの? 呪いなの?(※写真はイメージ)

 作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。今回は、「安倍晋三首相の在職日数」について。

*  *  *
 2月5日の衆議院予算委員会で希望の党の玉木雄一郎議員が「総理今、63歳ですよね。65歳になったらどのくらい自分が年金もらえるか計算したことあります?」と聞いたとき、安倍さんはにたにた笑いながらこう答えていた。

「まだ計算しておりません」

 野田聖子議員が安倍さんの後ろ姿に向かって「がんばって!」な調子で微笑んでいた。ここ、にたにたするとこでも、微笑むとこでもないでしょう。今の時代、20代ですら計算してる。それでもそれは今の計算方法であって、50年後にもらえるのか、貯金はいくら必要か、不安は尽きない。

 私自身、社員全員の社会保険料が毎月ゴソッと通帳から引き落とされるのを見る度に、不安が深まる。決して安い金額ではない。もし老後に経済的不安や医療の不安を持たずに生きられる社会ならば、もっと払ってもいい。だけれど、自分の年金を一度も計算したことない人たちの集まる政権で、何を期待できるというのだろう。

 それなのにいったい何故? 安倍さんは、こんなにも長い間、総理でいられるのだろう。聞けば、2019年8月24日には戦後歴代1位の長さになるとか。しかもその年の11月20日まで務めれば、明治維新以来のトップになる。その場合、2位桂太郎、3位佐藤栄作、4位伊藤博文。見事に全員長州・山口だ。日本って、いまだに明治維新の派閥が続いているのかもしれない。いったい何の呪いだ。


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