急落も通過点に過ぎない?(※写真はイメージ)
急落も通過点に過ぎない?(※写真はイメージ)

 夏から年末にかけ2万5000円を上回っていく……。

 日経平均株価について、こんな見方が出ている。米国の株安が連鎖したが、上昇の大きな流れに変わりはなく、急落も通過点に過ぎないという見方だ。

 2月5日、ダウ工業株30種平均は前週末終値に比べて1175ドル安と、歴史的な下げ幅となった。米国の1月の雇用統計は、平均時給が前年同月に比べ2.9%増。市場の予想を上回る賃金上昇で、これが景気に過熱感が出ているとの見方につながり、金融当局が金利を引き上げるのではないかと懸念されたのだ。

 米国株の動きと連動性が高い日経平均も2月5日に600円近く、6日は1000円超と急落し2万1610円となった。

 明治安田アセットマネジメントのチーフストラテジスト杉山修司氏は、この株価急落について「健全な調整」とみている。確かに、日経平均は急落後、7日には反発。そこで、杉山氏は冒頭のような展開を予想している。もちろん、予想は大きな波乱要因がなければ、という前提つきだ。

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