「(小室さんの)イメージがあるから、洋服など身ぎれいにしておかないといけないのであれば、東京・下北沢にある古着屋がいいです。ほぼ新品の服が、古着として流通しています。スーツは、紳士服の大手のものであれば、2着1万円ほどで購入できます」(同)

 前出の森永さんも節約について助言する。

「ふるさと納税を活用すれば、税の控除のほか、コメももらえますし、おかずはできるだけ安い食材を集めれば、月1万円で生活することは十分可能です。小室さんの年収はわかりませんが、これによって1年間で400万円に近い金額をためることが可能になります」

 皇室ウォッチャーであるコラムニストの辛酸なめ子さんは、「2年間の猶予を前向きにとらえるとしたら、何とか手を尽くして小室さんに国際弁護士になっていただきたい。知人の弁護士からお聞きしたのですが、ニューヨーク州やカリフォルニア州は日本よりも司法試験がパスしやすいそうです。そうした方法もあるかもしれません」と語る。

 辛酸さんはノルウェーのメッテ・マリット皇太子妃が結婚前、シングルマザーで麻薬に手を染めたことを例に挙げ、「涙ながらに『残念ながら過去は変えられません。しかし、未来は変えられます』と語り、当初あった国民の反感は薄らいだのです。小室さん親子もそのくらいのお気持ちでやるしかありません」とエールを送る。

 皇室ジャーナリストの久能靖さんは解説する。

眞子さまは民間人になったところで、皇室とのお付き合いは続くわけです。ご実家にも時々顔を出されるでしょうし、小室さんはご親戚になるわけだから、世間の目から見ると、それなりの品格を持ってほしいという思いがあるでしょう。それが今回のような騒ぎにつながっているとは思います。金銭トラブルを抱えたような人がふさわしいのかというのが、みなさんの正直な感想だと思います」

 久能さんは婚約の内定会見に物足りなさを感じた。

「小室さんが将来どうしたいのかをお聞きしたかったが、それは語られなかった。2年後に一本立ちして、今より多くの収入を得るようになったら、考え方も変わってくるでしょう。そのころ彼がどうなっているかが大きいと思います」

 Let it be(どうにかなるさ)、では国民も納得しないだろう。(本誌・大塚淳史、亀井洋志、多田敏男、秦 正理)

週刊朝日  2018年2月23日号