「当たればもうかりますが、高収入は見込めないのでは」と森永さん。ただ、森永さんはインターネットの活用が最も現実的だとみる。

「どうしても働きたいのであれば、ネットでの転売がいいです。限定品を求めて列に並んで買って、ヤフオクやメルカリで転売するんです。1カ月に20万円程度は稼げると思います」(森永さん)

 近年脚光を浴びる仮想通貨はどうか。都内の個人投資家は「やめておいたほうが賢明」という。「乱高下が当たり前で、あっさり数百万円稼げることもありますが、大損だってありえます。短期で手っ取り早くもうけようともくろむ人たちは、たいてい失敗します」

 ウルトラCはこれだ。

「もっとも簡単な方法はクラウドファンディングですね。『僕たちに結婚のチャンスをください』と支援を募れば、1日で400万円は集まるでしょう」(森永さん)

 小室さんといえば、節約本『月たった2万円のふたりごはん』(幻冬舎)を購入し、倹約のイメージがある。経済ジャーナリストの荻原博子さんが勧める節約術は効果がありそうだ。

「(小室さんは)自宅で暮らし、家賃もかからないし、たとえ年収が300万円ほどだとしても、まるまるお小遣いですよね。節約を実践すれば、1年で150万円から200万円くらい貯金できますよ」

 たとえば食事。外食であれば、1日1千円の支出はあるだろう。20日が外食とすれば月2万円、1年間で24万円にもなる。「弁当を作ることで大幅に節約できます。また、缶コーヒーや飲料水を買うのも控え、水筒を持参しましょう」(荻原さん)

 次に携帯電話。

「大手のキャリアのスマホから格安スマホに変えると、利用料金は2分の1から3分の1になります。大手だと料金がひと月6千~7千円はかかる。でも、楽天、ビックカメラ、イオンなどの格安スマホであれば、ひと月2千~3千円に収まり、年間で5万円近く切り詰められます」(同)

 そして衣類。

次のページ