年が明けて先月16日、MLB公式サイトが彼の代理人の言葉から日本球界復帰の可能性を伝え、日本の報道では古巣・オリックスと地元・中日の名前が挙がっていたが……。

「メジャー契約のオファーがなく、たとえマイナー契約でキャンプに招待されてメジャー昇格を狙う立場になっても、それを優先したい、と彼はオリックスには伝えてます。ギリギリまでメジャーでのプレーを目指し、日本球界の復帰うんぬんは、その後の話です」と語るのはベテラン記者。ただ、日本で復帰でもオリックスが有力とは言えないとか。

「オリックスが本拠地を大阪にして神戸を“捨てた”時点で彼の心は離れたとか。WBCで共に戦った王(貞治)さんとの関係からソフトバンク入りの可能性もあるそうです」(同前)

 イチローは常々、50歳までプレーしたいと口にしているが、本気でそう考えているというから現実的な決断をする時期が近付いているのかもしれない。(黒田朔)

週刊朝日  2018年2月16日号