仮に法的には問題ないとされても、皇族のお相手としてふさわしいかという品位の問題も残る。別の宮内庁関係者は、「婚約延期になるのでは」と見ていたが、その通りの結果になってしまった。

 1月29日には、秋篠宮ご夫妻が6月にハワイを公式訪問、そして眞子さまは7月にブラジルを訪問することが調整されていることをNHKなどが報じた。

「公式発表ではない。リークによる報道です。秋篠宮家の華々しい公務をアピールすることで、注意をそらしたいという思惑もあるのでしょう」(前出の関係者)

 実際、眞子さまの納采の儀に向けて、一般の記帳を行うことが固まるなど、準備は着実に進んでいたはずだった。

 皇室ジャーナリストの渡辺みどりさんはこう話す。

昭和天皇が香淳皇后とご結婚される際も宮中某重大事件や関東大震災などの影響で約4年も延期になっていますが、無事にご結婚されました。皇室には一度、決めたことをひっくり返してしまうのは、世間に対し、お手本にならないという考え方があります。もともと眞子さまと小室さんの強い意志で、ご婚約までたどり着きました。1年半の月日のうちに問題も解決するでしょうし、お2人ならば、乗り越えられるのではないでしょうか」
(本誌・永井貴子)

週刊朝日  2018年2月16日号掲載記事を加筆