ケーキ屋さんのような白い箱に入った12個入り(2~3人分)、28個入り(5~6人分)のサンドイッチは、「ロールサンド」。

 切り口がカラフルで、おにぎり同様、すべてラップで巻かれているので手を汚さずに済む。

 おにぎりよりも、さらに軽食感覚でつまめるし、蓋を開けた途端、カラフルな切り口のロールサンドが箱いっぱいに並んでいるさまは、確かにインスタ映えする光景である。

 実は、このサンドイッチ。テレビ局のスタッフだけでなく、雑誌の編集者たちからも注目されている。「人数が多いアイドルグループの長時間にわたるグラビア撮影の軽食にぴったり」だというのだ。

「アイドルの皆さんは、女性はもちろん、男性でも、体形維持のため気を付けていらっしゃる方が多いし、なかには役作りのためにダイエットをしている方もいらっしゃる。人気のロケ弁や、ガッツリ系のおにぎり弁当が敬遠されてしまうこともあるのです」とのこと。

 その点でも、「ちょっと、つまめる」『Onigily』のサンドイッチは人気なのだという。差し入れとしても優等生なのである。

週刊朝日 2018年2月2日号

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山田美保子

山田美保子

山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

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