「こんな気苦労をするとは」老人施設の“ヒエラルキー”を入居者語る

週刊朝日#ヘルス
 終のすみかはどこにするか。高齢者にとっては重要な問題だ。介護の取材が長く、共著『介護破産』などがある村田くみ氏は、自宅で最期を迎えたい人向けのサービスが充実していると解説する。

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 首都圏のある有料老人ホームは、「地主や元社長らお金持ちが入る場所」と地元で評判だ。入居金1人3千万円以上で、24時間の安否確認、3度の食事に大浴場、娯楽施設もある。

 ただ、入居者の女性(82)は「施設内ではほとんど遊ばない」という。数年前に夫(90)と入居したが、他の入居者に干渉されるのが嫌なのだという。

 施設の入居費用は部屋によって違い、入居階や間取りで自然と“ヒエラルキー”が生まれる。この施設では入居者同士でいがみ合いが起き、「お互いの居室訪問は控え、なるべく娯楽室を使って」とのお達しが出たこともある。

「こんな気苦労をするとは思わなかった。施設でもイベントはありますが、ここの人たちとあまり関わりたくないので(笑)、外のカルチャーセンターに出かけているんですよ」(女性)

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