食べ終わったお皿は、こまめに下げてもらうのがいいという。

「お皿が目に入ると、『こんなに食べたんだ』と、見ただけでおなかがいっぱいになってしまう」(同)

【食べ放題のコツ10カ条】
・体調を整え、普段通りの生活リズムで臨もう。朝食や昼食を抜くのはよくない
・服装はゆったりとしたもので。おなかなどを締め付けるものは避けよう
・ペース配分が大事。最初から焦ると、たくさん食べられない。食べ残しにもつながる
・ヨーグルトや野菜を先に食べると消化を助ける。多くの料理を少しずつ食べるのが正解
・カレーや焼きそば、パスタやポテトフライなど、おなかにたまりやすいものは最後に
・ローストビーフやシーフード、フルーツなど原価率の高いお得なものを狙おう
・期間限定のオススメメニューを見逃すな。旬のおいしい食材が出されることもある
・ソフトドリンクは控えめに。原価率が低く、たくさん飲むと料理も食べにくくなる
・ビールは税金が高く、原価率も高い。飲み放題なら財布を気にせずたくさん飲める
・元を取ろうと無理して食べない。食べ放題は自分の健康の範囲内で楽しむものです
※MAX鈴木さんの意見などをもとに編集部で作成

 こうしたノウハウを10カ条にしてまとめてみた。心構えをしてお店に行ってほしい。

 最後に重要なのは、単にたくさん食べることが勝ちではないこと。原価率の高いものばかり食べたとしても、元を取るのは簡単ではない。無理して食べて苦しくなったり、おなかの調子が悪くなったりすれば、元も子もなくなる。

 自分の食べられる限界を知った上で、おいしくいただこう。きれいに食べるマナーも大切だ。

 いろんなお店が皆さんが来ることを待っている。(本誌・吉崎洋夫)

週刊朝日 2018年1月26日号

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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