MAMAは、韓国のエンタメチャンネルMnetなどを運営する「CJ E&M」が主催し、今回で9回目。日本では初開催だった。人気グループが多数出演するとあって、2万円のチケットは完売。

 19歳の娘と2人で来ていた女性(55)は話す。

「K−POPにハマったきっかけはBIGBANGです。今日は神戸から来ました。このために働いているようなものですね」

 この日、一番の声援を浴びていたのは、期間限定のアイドル「Wanna One」。11人のメンバーのうち、涼しげな目もとのカン・ダニエルが一番人気で、韓国ではその魅力に落ちることを“ダニエル患い”と呼ぶのだとか。

 K−POPには、うっかり入ると抜け出せなくなってしまう「沼」のような魅力があるとされ、次世代グループの活躍とともに、ハマる人が続出。実は、ほかの日本のアイドルから乗り換えたという人も少なくない。10年以上ジャニーズファンだったという会社員女性(51)もその一人。MAMAのお目当てはWannaOneだった。

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