林:世の中は女性総理を欲しがっていることを、自民党も感じ始めているんですか。

野田:大事なことは総理になることじゃなくて、ずっと戦い続けること。

林:小泉さんが総理になる前は万年総裁候補みたいな感じでしたよね。

野田:小泉元総理は3回目、麻生元総理にいたっては4回目の総裁選挙でやっと総理ですからね。唯一ショーアップできる総裁選挙で、私は自分が培ってきた政策をしっかり伝えたい。私が総裁選でいいところまで行けば、そのとき他の人が総理になっても、私の意見も入れていかなきゃいけないわけですから。

林:野田大臣は女性からの人気が絶大だから、「女性初の総理の栄誉は野田さんに」とみんな願っていると思いますよ。

野田:まあ、淡々とね。

(構成/本誌・直木詩帆)

週刊朝日  2018年1月19日号より抜粋