2次試験の科目が苦手なら、センターの勉強と並行してやってもいい。

「A判定をもらった生徒も、直前期には不安になるもの。保護者の方々にNGワードだと言っているのが、『大丈夫?』という言葉。受験生だけではなく保護者も『必ず合格する!』と信じて、毎日明るい気持ちで過ごしてください」

 受験生が頑張っているとき、家族はどう接したらいいのだろうか。

 4人の子ども全員が東大理IIIに合格し、『受験は母親が9割』(朝日新聞出版)などの著書がある佐藤ママ(佐藤亮子さん)は、「受験のサポートに徹する」べきだという。

 具体的には、
【1】ホテルの予約の確認をする
【2】試験に持っていくもののリストを作り準備する
【3】健康に気をつける

 佐藤さんの長女は、加湿や、ウイルスをカットする効果が強いダチョウ抗体マスクを愛用し、紅茶でうがいをしていたという。

「体が温まり、栄養がとれる鍋をよく作りました。受験生にとって食べることが楽しみですから、冷蔵庫には好物のスイーツをいろいろと入れていました」

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