短い「ミャ」「ニャ」は「はいよ」 超むずかしい猫語をマスターする!?

福光恵週刊朝日#ねこ#動物
AERA増刊「NyAERA またたび」(税込み780円)が12月21日に発売されます。「腎臓病特効薬の最新情報」「猫の東洋医学」「被災時の備え」などの特集が満載。町田康さんのエッセーも。表紙は岩合光昭さん撮影
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AERA増刊「NyAERA またたび...

 ニャーーン、ニャーーン! 猫だって言いたいことがある。わかってほしいことがある。だから鳴くんだニャ。キミに話しかけてるんだニャ。猫語の最新研究を報告する。

【写真】岩合光昭さん家の猫姉妹が表紙を飾る「NyAERA またたび」はこちら

 人の世界で日本語は「世界で一番むずかしい言語」とも言われる。一方、動物の世界で難易度が高いことで有名なのが「猫語」。その全容解明まで「100年はかかるでしょう」と言うのは、東京農業大学農学部バイオセラピー学科の太田光明教授だ。

「これまで何百人もの学生を見てきました。犬と会話らしきことができる学生は2人いましたがね。猫と会話できる学生には、ついぞ会ったことがないですね」

 猫の行動は個体差が大きいうえ、気まぐれ……いや、ナイーブなキャラクターも多く、正確な科学的データが取りにくいという。

 とはいえ、解明されている「言葉」もいくつか。まず、猫が発する「言葉」と言えそうな音は、大きく2種類。ミャー、ニャーなどの「鳴き声」と、ゴロゴロ、グルグルといった「喉鳴らし」に分けられる。

 ミャー、ニャーのほうは意外にも、ほとんどが人に向けて発せられる言葉。繁殖行動やケンカ以外で、猫同士がミャーとかニャーとか言いながら会話することはめったにないという。

「猫について100%正しいことは、昔ネズミ捕りの名人だったこと」

 太田教授がそう言うように、猫の行動の多くは、病気をまん延させるネズミを捕るという重要なミッションを与えられ、人に飼われるようになった時代の習性と大きなかかわりがある。

 猫同士が鳴き声で会話しないのも、その時代の名残。ネズミに自分たちの存在を気づかれないよう、猫同士の連絡は、猫だけが感じるにおいやボディーランゲージなどを使い、無音でおこなわれることがほとんどだ。ちなみに猫の肉球が、足音がほとんどしない高性能のクッションになっているのも、昔培った「忍びの術」のひとつらしい。

 前置きが長くなったが、ここから本題。じゃあ、ミャー、ニャーはいったいどんな意味?

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